第63回気象予報士試験 専門知識 問12
- 人参 走る
- 6月7日
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下の図は、4月のある日に作成された、全球アンサンブル予報による週間予報支援図(アンサンブル平均図)の120時間後、144時間後、168時間後の予想図で、図A~Cは500hPa高度を、図ア~ウは850hPa相当温位を示す。ただし、それぞれの予想対象時刻は順不同である。また、図Iは同じ日に作成された週間アンサンブル予想図で、120時間後、144時間後あるいは168時間後のいずれかの予想図である。 図Ⅰと同じ予想対象時刻の500hPa高度と850hPa相当温位の予想図の組み合わせとして正しいものを、下記の①~⑤の中から1つ選べ。

解答:④
難易度:★★★★☆
慣れてるといいんですが、慣れていないと難しいかもしれません。
でも予報士ならこれができてなんぼですよね。
こういうのが一番たのしいですわぁ
取り急ぎ天気図に想像で描き込んでみます。4月なので移動性の低気圧であることが想像できます。

前線付近は周りよりも気圧がやや低くなりますから、少しぼこっとしているところに伸ばしてみます。
そしてこの場合、寒冷前線の東側で南寄りの風が強めに吹きます。
時系列を理解すればとりあえず正解セットがわかるので、500hPa高度にトラフ、850hPa相当温位は北に凸の部分に線を引いてみます。

4月の日本なので普通に西から東へもろもろ移動していきます。
トラフについては2つ以上あったりするのでノリ※で同じトラフを解析します。
※トラフの深さ具合や、速さで判別します。突然大きく加速することもありません。
相当温位は簡単にわかりますね。
これで
A-イ B-ウ C-ア
のペアに決定です。
さて、ここでもとの地上天気図に立ち返ります。
寒冷前線がたぶん九州のあたりにあります。そして雨域がハッチになっています。
この雨域に対して、500hPaの渦度が正の部分が当然ながら対応してくるはずです。
そして寒冷前線の東側では南からの風が強めに吹いているはずなので相当温位が北に凸になります。
寒冷前線が九州付近のはずなので、四国やそこらで北に凸になっていると嬉しいです。
これらを満たしているのがC-アとなります。
おつかれさまでした。これが解けたら、、気象予報士もすぐそこです。知らんけど。









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