第63回 専門知識 問2
- 人参 走る
- 5月1日
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更新日:5月8日
(a) GPSゾンデによる観測では、上空の気圧は、気温、湿度、GPSの⾼度情報及び地上気圧を⽤いて算出されている。
(b) ラジオゾンデによる観測では、⾵向・⾵速は、ゾンデに取り付けられた⾵向・⾵速センサにより直接観測されている。
(c) ウィンドプロファイラによる観測では、上空の⼤気が乾燥していると、散乱され戻ってくる電波が弱くなり、観測できる⾼度が低くなる傾向がある。
(d) ウィンドプロファイラは、上空の⾵を⾼度500m毎に20分間隔で観測しており、得られた観測データは実況の監視や数値予報に利⽤されている。
(a) GPS ゾンデによる観測では、上空の気圧は、気温、湿度、GPSの⾼度情報及び地上気圧を⽤いて算出されている。
解答 正

地上気圧と書いてありませんが、地上気圧も使うようです(必要そうではある)。
正直知らないとどうにもならないので「ふ~ん」と思って該当ページを読んでおけばいいと思います。
気象庁で使用しているラジオゾンデは、気圧計を持たない代わりに、受信したGPS信号から計算される高度を用いて気圧を求めていますが、内部に気圧計を持ち、気圧を直接測定するものもあります。 風向・風速は、GPS信号から計算して求めます。 (ラジオゾンデのうち、気象庁で使用しているラジオゾンデのように、高度の計算や風向・風速の測定にGPS信号を利用するものを特に「GPSゾンデ」と呼んでいます。) (気象庁HP)
気圧計入れておけば変なことしなくていいのに。と思いました。
(b) ラジオゾンデによる観測では、⾵向・⾵速は、ゾンデに取り付けられた⾵向・⾵速センサにより直接観測されている。
解答 誤
当たり前ですがラジオゾンデって飛んでますからね。

飛ぶということは風に流されます。超音波式か何かのセンサーがあったとしても、どう考えても正確に測ることは困難です。
「風」に流されるならGPSから風を計算できますね。
(c) ウィンドプロファイラによる観測では、上空の⼤気が乾燥していると、散乱され戻ってくる電波が弱くなり、観測できる⾼度が低くなる傾向がある。
解答 正

ウィンドプロファイラはこれです。寒冷地ではカバーがかかっています。

要は電波を出して跳ね返りで風の流れを測っているんですが、水蒸気が多かったり雨粒があるとしっかり測れます。逆に乾燥していると跳ね返りが弱くなるので観測できる高度が下がります。
降水がある時…

降水が無いとき…(さらにあまり観測できていないときは乾燥している)

(d) ウィンドプロファイラは、上空の⾵を⾼度500m毎に20分間隔で観測しており、得られた観測データは実況の監視や数値予報に利⽤されている。
解答 誤
知らんかったらしゃーないので覚えましょう。
『ウィンドプロファイラは、上空の風を高度300m毎に、10分間隔で観測しています。観測データが得られる高度は、季節や天気などの気象条件によって変わりますが、 最大で12キロメートル程度までの上空の風向・風速を観測することができます。』(気象庁HPより)
ということで正誤正誤の③ですね~~~~
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