top of page

第63回気象予報士試験 専門知識 問1

  • 執筆者の写真: 人参 走る
    人参 走る
  • 4月30日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月31日

(a) 霧やもやは、微⼩な⽔滴や湿った微粒⼦が⼤気中に浮遊する現象で、⽔平視程が 1km未満の場合が霧、1km以上10km未満の場合がもやである。
(b) 地ふぶきは、雪が降ると同時に、積もった雪が地上⾼く吹き上げられる現象である。
(c) 過冷却の⾬滴が降ってきて地⾯や地物に当たるとすぐに凍るものを凍⾬という。
(d) 地中に含まれる⽔分が氷の結晶となって地⾯に析出したものを、霜という。


(a) 霧やもやは、微⼩な⽔滴や湿った微粒⼦が⼤気中に浮遊する現象で、⽔平視程が 1km未満の場合が霧、1km以上10km未満の場合がもやである。

解答:正

難易度:★☆☆☆☆


覚えましょう。

ree

因みに濃霧注意報は視程が数百メートル未満になると予想されるときに発表されます。細かい基準は市区町村によります。だいたい100mとか200mとかです。海上と陸上でも異なります。

ree

この場合は視程が1km無いので霧ですね。

(b)地ふぶきは、雪が降ると同時に、積もった雪が地上⾼く吹き上げられる現象である。

解答:誤

難易度:★★☆☆☆


雪が降っていなくても、雪が吹き上げられると地吹雪となります。

ree

因みに”ふぶき”は雪が降っています。

よく見ると暴風雪警報、風雪注意報は地ふぶきでも発表されますね。

こんなようなやつです。もう少し吹き上げられると視程が悪化しそうですね。


(c) 過冷却の⾬滴が降ってきて地⾯や地物に当たるとすぐに凍るものを凍⾬という。

解答:誤

難易度:★★☆☆☆


凍雨は一度雨になったやつが凍りなおして「氷の状態で」降ってくるやつです。

ree

ちなみに、問題文のように「水で落ちてきて地面に落ちてから凍るやつ」は「着氷性の雨」と表現されます。


(d) 地中に含まれる⽔分が氷の結晶となって地⾯に析出したものを、霜という。

解答:誤

難易度:★☆☆☆☆


「霜が降りる」って言うじゃないですか。地面からにょきにょき出てくるのは「霜柱」です。

『霜は、空気中の水蒸気が車や草などの表面に氷の結晶となって付着する現象で す。(福岡管区気象台より)

ree

ということで解答は正誤誤誤の③でした。



最新記事

すべて表示
第64回気象予報士試験学科解答速報

とりあえず解いてみた、が正しいです。 違うくない?と思ったらXのリプにお願いします。 ※専門問14を訂正しました 2025/8/25 13:44 【学科一般】 問1:④ ★☆☆☆☆温位一定はやばい 問2:② ★★☆☆☆温度28℃...

 
 
 
第63回気象予報士試験 一般知識 問15

第63回 一般   問1   問2   問3   問4   問5   問 6   問7   問8   問9   問10 問11   問12   問13   問14   問15 災害対策基本法に定められた対策に関する次の⽂(a)〜(d)の下線部の正誤について、下記の①〜⑤の中...

 
 
 

コメント


bottom of page