気象観測データの統計期間の延長
- 人参 走る
- 9月25日
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気象庁では、全国の気象台等における過去の気象観測データについて、順次デジタル化と品質管理を実施し、その公開を進めてきました。今般、全国の気象台等における過去(1960 年以前)の気象観測データを用いて、これまでより長い期間で改めて統計を実施しました。これに伴い、「過去の気象データ検索」における「地点ごとの観測史上1~10位の値」が更新される地点・要素があります。 本日、気象庁ホームページにてこれらの情報を更新しました。更新した地点・要素については、別紙をご覧ください。 なお、「歴代全国ランキング」の順位値や、各地点・年月日の値そのものには変更ありません。
つまり、「これまでデータとしてはあったけど、統計には入れてなかったよね」なものを統計に含めるという更新です。これによって、観測史上1位が変わったという地点もあります。
なお、全国に1300か所ほどあるアメダスではなく、気象台や測候所(というか1960年だとアメダスがそもそも無い)のデータが更新されるので、地点数としてはそこまで多くはありません。
更新によって1位が変わる地点と項目

留萌では通年の最大瞬間風速が更新されています。
1954年9月27日の天気図を見ると、台風が北海道の北へ抜けています。
前線が生えていますが、台風なようです。(実際にはおそらく温帯低気圧になって再発達している)

デジタル台風より

ちなみにこの台風、洞爺丸台風といって、青函を結ぶ連絡船が遭難し、1,139名が犠牲になっています。
1~10位のランキングの変更項目











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