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熱中症特別警戒アラート基準変更 24地点除外

  • 執筆者の写真: 人参 走る
    人参 走る
  • 2025年12月18日
  • 読了時間: 5分

熱中症特別警戒アラートの基準が変わります。これまではムリゲーでしたが、ちょっと出やすくなりました。まぁムリゲーに変わりはありません。


 熱中症警戒アラートとは


やたら暑いと予想される場合に、気象庁と環境省が共同で発表する情報です。

暑さ指数(WBGT)の値をもとに発表されます。


暑さ指数は、気温と湿度と日差しから計算される値です。

気温が高い方が危険、湿度が高い方が危険、日差しが強い方が危険、という感じ。


[暑さ指数(WBGT)の目安]

31以上 :危険

28以上31未満 :厳重警戒

25以上28未満 :警戒

25未満 :注意



 発表基準


熱中症警戒アラート↓

発表対象地域内の暑さ指数(WBGT)算出地点のいずれかで、日最高暑さ指数を33以上と予測した場合に発表

→都道府県内(などの地域)のどこかで暑さ指数33以上の時に、その地域に発表


よく考えると暑さ指数31で危険なので、33はだいぶ危険。


熱中症特別警戒アラート↓

都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数が35以上と予測した場合に発表

→県内の全地点で35以上になる必要があった(これが変わる)


因みに2025年末までに発表されたことはありません


広域的に過去に例のない危険な暑さ等となり、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがあります!!自分の身を守るだけでなく、危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守ってください!!具体的には、全ての方が自ら涼しい環境で過ごすとともに、高齢者、乳幼児等の熱中症にかかりやすい方の周りの方は、熱中症にかかりやすい方が室内等のエアコン等により涼しい環境で過ごせているか確認してください。また、校長や経営者、イベント主催者等の管理者は、全ての人が熱中症対策を徹底できているか確認し、徹底できていない場合は、運動、外出、イベント等の中止、延期、変更(リモートワークへの変更を含む。)等を判断してください。今まで普段心掛けていただいている熱中症予防行動と同様の対応では不十分な可能性がありますので、今一度気を引き締めていただいた上で、準備や対応が必要です。

by環境省

気温の特別警報みたいなもんです。


 問題点


暑さ指数31→だいたい気温35℃に該当

暑さ指数33→気温37℃/湿度45%、気温38℃/湿度40% あたりが該当

暑さ指数35→気温39℃/湿度55%、気温40℃/湿度50% あたりが該当


都道府県のどこかで暑さ指数33であれば、たまに出そうですよね。というかだいたい毎日どこかしらには出てました。2025年8月の発表履歴は以下。


で、暑さ指数35が問題です。気温が40℃にもなると、さすがに飽和水蒸気量も大きいために湿度はかなり低くなります。


例えば、8/31に名古屋で40℃を記録しましたが、その時の湿度は35%くらいです。

つまり、この日は名古屋単独ですら熱中症特別警戒アラートの基準には届いておらず、そもそも熱中症特別警戒アラートを発表するには都道府県などの地域単位ですべての地点が基準を満たす必要があります。



やたら暑かった2025/8/2の山梨県の暑さ指数をみてみます。


身延周辺では暑さ指数33度越えで、この段階で山梨県全体に熱中症警戒アラートの発表基準は満たします。甲府盆地もあと少しで33℃という所が多くなりました。


ただ、特別警戒アラートとなると、河口湖や山中でもあと3~4度分暑さ指数を上昇させる必要があります。

正直無理です。


河口湖や山中は標高が1000m近くあり、このような地点で40℃/50%が出ようものなら、たぶん甲府で45℃とかいってます。



 基準を変更


てなわけで甲府で43℃とかでもおそらく出ない熱中症特別警戒アラートはどうなんだというところです。

さすがに特別警報級だろ。と思うわけです。


で、基準の変更ですが、簡単に言えば

気温がいつも低いところは特別警戒アラート基準から除外

しました


除外候補にされた地点は、

青森県 :酸ケ湯

岩手県 :薮川、区界

福島県 :桧原、鷲倉、桧枝岐

栃木県 :那須高原、土呂部、奥日光

群馬県 :草津、田代

長野県 :菅平、野辺山、軽井沢、開田高原

山梨県 :河口湖、山中

静岡県 :井川

岐阜県 :六厩、宮之前

和歌山県:高野山

高知県 :本川

長崎県 :雲仙岳

熊本県 :高森


だいたい標高が高いところです。


県庁所在地との「差の平均」の頻度分布が正規分布に従うとみなし、平均±2σ(全体の約95%)に含まれない地点のうち、「差の平均」がマイナス方向に大きい地点をスクリーニングして検討の対象とした。

らしいです。要は県庁所在地の気温に比べていつも気温低いよねって所が選ばれました。



例えば山梨県では、河口湖や山中では甲府に比べていつも3℃くらい最高気温が低いということが分かりました。



ちなみに暑さ指数でみていくと、令和7年(2025)ですら山梨県内で35を超えた地点はありませんでした。

山中に至ってはMAXでも30くらい。さすがに除くやろ。


とはいっても、それらを除いたとしても暑さ指数35はバケモノです。

いつか熱中症特別警戒アラートが発表される日が来るのでしょうかね。。。


参考資料

令和7年度 第2回 熱中症特別警戒情報等に関するワーキング・グループ

資料1

参考資料1

参考資料2

参考資料3


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