北海道40℃予想 観測されれば初 国内最高気温も視野
- 人参 走る
- 7月22日
- 読了時間: 2分
ちょっと話題になりつつありますが、北海道で40℃予報があります。

上空1500m付近の気温です。
水曜日の午後の段階で北海道を中心に(ウラジオストク方面から)かなり暖かいエリアが伸びてきています。

この部分が温まるような要因として、PJパターンや、北回りのロスビー波の伝播があるような、無いような…
この辺の話が始まると終わらなくなるので一旦スルーします。

ついでに1500m付近の風もつけておきます。
西風で、
石狩平野→大雪山→道東
のように風が抜けていくことになります。
ここで、大雪山を越えるわけですから、風下のオホーツク海側など道東地方ではフェーン現象によって気温がかなり上がります。
要するに
「そもそもくそ気温高い」+「フェーン現象」
と言ったところです。
1500mで23℃あるような空気を地上までおろすと、計算上は38℃です。そこにさらに日射による加熱を乗せると40℃もいきそうな感じはあります。

ガイダンスでも40℃越えの予想がちらほらあります。
ただ、ガイダンスで42℃が予想されていても39℃止まりというのは正直結構あります。なんのためのガイダンスだよ。
ちなみに日本歴代最高気温は熊谷・浜松の41.1℃、北海道歴代最高気温は佐呂間の39.5℃(なんと5月!)です。

ただ、フェーン現象はしっかりと予想されています。
310Kの温位に色を塗ってみましたが、オホーツク海側で明らかに温位が下に垂れ下がっていて、上空の空気が地表面付近まで落ちてきているということがわかります(乾燥フェーン)。
310Kであれば、海面の高さまでおろせば37℃です。これでも40℃には少し届きませんが、あとはその時のブレとか、アメダスの気分です。あとこの図は午後3時の話なので、もう少し昼過ぎとかにすると上がるはずです。

ウェザーマップ予想の最高気温は22日昼時点でこのようになっています。
果たしてどうなってしまうのか。涼しい部屋から眺めておきましょう。
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