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台風5号&熱帯低気圧&寒冷渦 通過後が危険 線状降水帯も

  • 執筆者の写真: 人参 走る
    人参 走る
  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

今シーズンに入ってから一番危ないんじゃないかと思います。


台風5号は12時の段階で、関東にほぼ最接近の状態です。今後もう少し発達するみたいですが、大きく発達することはありません。太平洋側の沿岸部では風が少し強まっています。

東北地方はこれからですが、暴風に警戒が必要なのは沿岸部に限られてきそうです。北海道は台風が突っ込んでいくので釧路周辺では大雨暴風の可能性があります。というか荒れます。


夜には台風は東北付近、西にいた熱帯低気圧は不明瞭になっていますが、一応います(天気図にはいません)。

日本海にあるのは寒冷渦による低気圧です。こいつはこいつで厄介ですが、もう役者が多いので放置します。


15日の夜には台風は北の方で温帯低気圧に変わっていて、梅雨前線(?)とくっつきます。そんで太平洋高気圧がちょっと強まってきます。台風が抜けたからと言って調子こくのも大概にしてほしいんですが、、、西には低気圧の集団がいて、日本付近で等圧線が混みます。南からの湿った空気が「強く」元台風のもとへ吹き込みます。最悪です。



14日深夜は東海地方周辺にドバドバ入ってきます。

東海地方は線状降水帯予測情報も発表されています。線状降水帯(要は動かない降水帯)が発生してしまえば、予想雨量みたいなのはあてにならなくなります。この画面も、雨雲のなんとなくの場所のイメージとして使ってもらうだけで、降水強度まで見るもんではないです。



15日は沖縄の方から流れ込んできた風と、太平洋高気圧の縁の風が関東の南で収束して流れ込んできます。関東地方を中心に大雨です。線状降水帯もありえるんじゃないかなぁ。気象庁からそのうち予測情報でるかも。水蒸気の量がすごいんですよほんとに。



で、火曜以降は太平洋高気圧が少しずつ強まります。その分だけ雨の降る場所が西に移動します。これまでよりも雨雲の流れ込みがシャープではなくなってきているので、月曜火曜よりは線状降水帯のようないや~なやつが出てくる可能性は下がりますが、それでもしっかり降ってきます。



さらに太平洋高気圧が強まって雨域は西へ。木曜日は東海~西日本かなとみてます。

そんでもって高気圧の強まりは止まらず、金曜日頃からはハイパー猛暑が帰ってきます。40℃いくんだろうなぁ。


水蒸気の流れ込みが~~~とさんざん言っていますが、予報士は「水蒸気フラックス」や「可降水量」などをみて判断してます。色が濃いほど、頭の上にある水の量が多いことを示していて、矢印の長さは水蒸気の移動量(水蒸気量と風速の積)に比例します。まあそんなこんなで予想してます。


今言ってた話を週間予報でマークにしたらこんな感じだよね~ってやつです。


みなさま大雨にはマジでご注意あれ。



動画版↓(しっかりアニメーションを使っての解説をしています)




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