寒冷渦&太平洋高気圧の攻防 狭間で大雨
- 人参 走る
- 3 日前
- 読了時間: 2分
めっちゃネタバレすると太平洋高気圧が勝ちます。

台風は元気よく北の方向へ駆け抜けていって、午前2時ごろに襟裳岬付近に上陸しました。7月に北海道に直接上陸した台風は初めてです。その後オホーツク海まで抜けてから温帯低気圧に変わっています。

のっぺり朝鮮半島付近にあるのが寒冷渦、オホーツク海には梅雨前線もどきと台風から変わった温帯低気圧があります。東には太平洋高気圧で、東日本では等圧線の本数が多く込み合っています。南風が強くなりやすく、水蒸気がガンガン運ばれている状況です。

ポイントを解説しておきます。
まず火曜日ですが、高気圧は引っ込み気味で寒冷渦が日本海にいます。その隙間をガンガンに水蒸気が流れて東海関東で大雨警戒です。

水曜日です。寒冷渦が若干北上、太平洋高気圧は若干強まって、雨雲の範囲が少し西に広がります。これまでのように挟まれた場所というのがすくなくなるので、水蒸気が狭い所で集まるというよりは、ある程度の範囲を持って流れ込んできます。→ので、一カ所に大雨が集中することはなく、雨量が冗談みたいな量になる可能性はやや下がる。
日本海側はフェーン現象で暑くなります。

木曜日です。さらに高気圧は強まって、寒冷渦は消えています。
水蒸気の流れ込みは東海から九州で、特に近畿・四国周辺で活発な雨雲が発生しそうです。

金曜日です。まだ高気圧は強まります。
九州や沖縄など、西ほど水蒸気の流れ込みが強くなっていく予想です。高気圧の下では暑くなります。
この段階で東は暑いです。



で、解説の通りの予想雨量のエリア変化となります。
まあ、災害が起こる時なんて線状降水帯が多いので、だいたいが予想通りになってないです。



雨のタイミング(東→西)というのと、猛暑のタイミング(日本海側→東日本→全国)を押さえておけばこの先はOKです。
動画版です(こちらの方が詳しく解説しています)
Comments