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第63回気象予報士試験 一般知識 問7

  • 執筆者の写真: 人参 走る
    人参 走る
  • 5月25日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月16日

図のように、地表面から鉛直に重なった高さH、H、2Hの3つの直方体の領域を考 える。各直方体の東側と西側の面では、図に示す西風が各面内で一様に吹いている。各直方体の南側と北側の面を通過する風はなく、地表面以外の水平面A、B、Cでは鉛直 風が各面内で一様に吹いている。面Aにおける鉛直風速が上向きを正として0.5m/sであるとき、面Cにおける鉛直風速として正しいものを、下記の①~⑤の中から1つ選 べ。ただし、大気の密度はどこも同じで一定とする。
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解答:④

難易度:★★☆☆☆


これは解けてください。定番です。計算ミスだけ注意。


空気の量は増えることは無いし、減ることもありません。

そして収縮も鉛直方向に大きな変化が無ければありません(というか密度一定と書いてある)。


と、いうことで、入ってくる量と出ていく量が同じになるように計算していきます。


まず一番下の段です。

5入ってきて、4出てっています。つまり、5-4=1だけ増えてしまうことになります。

それを排出しているのが面Aからの上昇流ですね。

その値は0.5です。


つまり、この面では東西風が1貯まると0.5の上昇流が起こることになります。



次に二段目です。

こちらは5入ってきて3出ていっています。

つまり2増えていってしまいます。

その分は面Bから排出すればいいので、面Bからは1.0の上昇流が起こります。


さらに面Aから入ってきていた分も出すので、

1.0+0.5=1.5m/sだけ上昇流が発生することになります。



最後に3段目です。

4入ってきて5出ていっているので、今回は1減っていくことになります。

ただし、今回は受け止める面の高さが2倍になっているので、減っていく量も2倍となり、

最上段では2減ることになります。


東西風が1貯まると0.5出ていっていたので、今回は2減ったので1.0下降流が必要になります。

最上段だけ考えると、面Cでは1.0の下降流が必要ですが、下の二段から1.5の上昇流が入ってきているので、

結論としては0.5m/sの上昇流が発生するということになります。


答えは0.5m/sの④です。



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